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押されないCTAをヒートマップで見直す3つの観点


CTAのクリック率が低いとき、ボタンの色や文言だけを変えても改善しないことがあります。ヒートマップでは、CTAが見られているか、周辺で何がクリックされているか、どの文脈で置かれているかをまとめて確認できます。

この記事では、押されないCTAを見直すための3つの観点を紹介します。

CTAを見直す順番

  1. 到達

    CTAが表示される位置まで、十分なユーザーが進んでいるかを確認します。

  2. 文脈

    CTA直前に、押す理由になる情報が読まれているかを見ます。

  3. 迷い

    CTA周辺のクリックが、別の情報を探す動きになっていないかを確認します。

1. CTAまで到達しているか

クリックされないCTAは、そもそも十分に見られていないことがあります。まずはスクロール到達率を確認し、CTAが表示される位置までどれくらいのユーザーが進んでいるかを見ます。

到達率が低い場合、ボタン単体の改善よりも配置の見直しが先です。ファーストビュー付近に補助CTAを置く、重要な説明の直後にCTAを追加する、長いセクションを短くするなど、クリック機会を増やす施策を検討します。

2. 押す理由が直前にあるか

CTAは、ユーザーが「次に何をすればよいか」を判断した瞬間に置く必要があります。CTA直前に読まれている情報が弱いと、ボタンは見えていても押されません。

クリックが少ないCTAの前後で、熟読エリアを確認します。導入メリット、料金、事例、手順、不安解消のうち、ユーザーが読んでいる要素を見つけ、その流れに合うCTA文言に変えます。

たとえば導入手順が読まれているなら「資料請求」より「導入までの流れを相談する」のほうが自然な場合があります。

3. 周辺クリックが迷いを示していないか

CTAの周辺にクリックが散っている場合、ユーザーが別の情報を探している可能性があります。クリックできない画像、見出し、表、アイコンにクリックが集まっていないかを確認します。

クリックできない要素が押されているなら、ユーザーはそこに詳細情報や次の導線を期待しています。説明を足す、リンク化する、CTAの近くに補足導線を置くなど、迷いを受け止める設計にします。

変更後はクリックだけで判断しない

CTA改善後はクリック数だけでなく、到達率、クリック後のCV、フォーム到達までを合わせて見ます。クリックは増えてもCVが増えない場合、文言が期待を広げすぎている可能性があります。

CTAはページ全体の文脈の出口です。ヒートマップではボタンだけでなく、押す前にユーザーが何を見ていたかを確認しましょう。