アクセス解析・改善ツール

改善レポートをチームで使うための共有フォーマット


ヒートマップ分析は、画面を見た人だけが理解している状態だと施策につながりにくくなります。マーケター、デザイナー、編集者が同じ判断材料を持てるように、観察事実と改善仮説を分けて共有することが大切です。

この記事では、改善会議で使いやすいレポートの形を整理します。

観察事実と解釈を分ける

レポートでは、まずヒートマップ上で起きている事実を書きます。たとえば「CTA前でスクロール到達率が40%まで落ちている」「料金表の注釈に熟読が集中している」のように、画面上の行動を具体的に残します。

その次に、なぜそうなっているのかという解釈を書きます。事実と解釈を分けることで、チーム内で議論しやすくなります。

改善仮説は1行で書く

改善仮説は長く書きすぎると、施策に落とし込みにくくなります。次の形で1行にまとめると、実装担当者にも伝わりやすくなります。

「ユーザーは○○で迷っているため、□□を追加すれば、△△の行動が増える」

たとえば「ユーザーはCTA前に導入後の流れで迷っているため、CTA直前に3ステップの説明を追加すれば、フォーム到達が増える」のように書きます。

優先度は影響と工数で決める

ヒートマップで気になる箇所が複数ある場合、すべてを同時に直すと検証が難しくなります。影響が大きく、工数が小さいものから着手します。

優先度を決めるときは、次の観点を並べます。

優先度を決める観点

  • 対象ページの流入数
  • CVに近い導線か
  • 離脱や迷いの強さ
  • 変更に必要な工数
  • 検証に必要な期間

数値で厳密に採点しなくても、同じ観点で比較すると合意形成が早くなります。

次に見る指標を決めておく

施策を出して終わりにせず、変更後に見る指標をレポート内に書いておきます。CTAを追加するならクリック率、フォーム前の説明を変えるならフォーム到達率、記事導線を変えるなら関連記事クリック率を確認します。

ヒートマップのスクリーンショット、観察事実、仮説、優先度、次に見る指標を1セットにすると、改善の振り返りがしやすくなります。分析を「気づき」で終わらせず、次の検証へつなげるための共有フォーマットとして使いましょう。